あなたの調剤薬局のインボイス対応は十分ですか?
インボイス制度が始まりましたね。
準備に苦労した薬局関係者の方も多いかと思いますが、基本的に一般消費者を相手にした調剤薬局で、今まで消費税を払わないでいたようなところは、インボイスの届はしていないと思います。
インボイス制度とは?
インボイス制度については、TVやいろいろなホームページで解説されているので、ここでは詳しいことは書きませんが、要は「きちんと消費税を払わせる制度」ってことです。
今までは小規模事業者の場合
人手も売り上げも少ないから消費税計算も面倒でしょ?だから、貰ったとしても税金として納めなくていいよ。
ってことだったのですが、インボイスの届をしたら、しっかりと計算して払わないといけません。
でも、届をしない場合は、今まで通り払わなくてもいいのですが、場合によっては不都合があるかもしれません。
調剤薬局で気にしなくてはならないインボイス後のこと
個人経営の調剤薬局では、消費税の課税売り上げはそれほど大きくないでしょうから、インボイスの届は不要ですし、実際にしていないところも多いようです。
また、インボイスのデメリットである「B2Bの取引の場合に、相手の企業がインボイス適用の場合に取引を避けられる」ということも無いでしょう。
では、何に気を付けなければならないかというと
店内から消費税の表示を消す
とういうことです。
免税事業者(インボイスの届を出していない者)の場合、消費税を取ってもいいのですが、納めないのに消費税を取るっておかしいですよね?
多くの患者・顧客は気にしないかもしれませんが、中には商品の値段に消費税XX円というような掲示があると「ここはインボイス対応なのかな」と思ってしまうかもしれません。
インボイス対応の場合、領収書にもインボイスの登録番号を記載することになっているので、レシートなどに、その記載が無いと「あれ?」と思われるかもしれません。
中には、消費税の扱いに訊ねてきたり、文句を言う人がいないとも限りません。
そうしたトラブルは避けたいところです。
そのためには
商品のか価格表示から消費税や税に関する表示を削除する
という対応が必要になります。
消費税と書いて無ければ、文句の言いようもありませんからね。
一度、店内の商品の掲示をチェックしてみたほうがいいかもしれませんね。
罠?
商品によっては、「本体価格XX円」のような記載がパッケージにされている場合があります。
そうした場合に、その書かれている本体価格で販売しているなら何もないでしょうけど、明らかに消費税10%プラスしたような価格で販売している場合は、やはり何か言ってくる方がいるかもしれません。
こうした場合は、何らかの対応が必要になってきてしまいますね。

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