ミス無く調剤・投薬できていますか?

4月になって新しいスタッフも入ってきました。

ところで、大きな問題にならなくとも、人が携わる仕事ですので、まったくミスが無いというのは難しい。
そうした中で、どうやってミスを無くすか、考えていますか?

ヒヤリハットは起きていないか?

調剤していて

  • 錠数間違い
  • 薬剤の取り違え
  • メーカー名の取り違え
  • 力価違い

といった経験の無い薬局は無いのではないでしょうか。

また

  • 一包化での入れ間違い
  • 混合する軟膏の入れ間違い

といった調剤上のミスだけではなく

  • 別な人の薬を渡そうとする・渡してしまう
  • 領収書の渡し間違い
  • 処方箋を他の帳票と一緒に渡してしまう

というような投薬時のミスを経験したことがある人もいるかもしれません。

そうしたヒヤリハットの事例は、多少はどこの薬局でもあって、それぞれが対策をしているはずです。

でも、新人が入ってくると?

業務フローを見直そう

新人が入ってくると、ミスが起きる可能性が高くなります。
だって、慣れていない人には今までの経験値の蓄積が無いですからね。

経験者だとしても、あなたの薬局のやり方の経験者ではないので、多少の戸惑いはあるでしょう。

そこで。

せっかくなので、業務フローを見直してみてはどうでしょうか。

もし、今まで、ヒヤリハットの事例が度々あるのであれば、他の薬局でのやり方を教えてもらい参考にするとか。
新人からみてやりにくい点が無いか言ってもらうとか。

そうした他者の視点からの意見を聞いて、改善ができそうな意見があったら採用してみる。
やってみて、合わなければ止めればいいんですから。

もっとも、大きな予算がかかるようなこと
例えば、調剤ミスが多いから、機械で監査するようなシステムを入れるとか、そういうことは考えないで、自分たちの工夫でできることを考えてみませんか。

もしかしたら、やり方の手順を入れ替えるだけでミスを減らせるかもしれません。

まとめ

人が関係すればミスは起きます。

起きないような仕組みを考えるだけではなく、起きた時のフォローも考えておくとより良い対策となります。

4月になって新年度でいろいろ変えてもおかしくない時期ですから、ちょっと考えてみてはいかがでしょうか。

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