マイナ保険証ならお薬手帳は要らないですか?
マイナンバーカードを持っている人も増えています。
薬局や病院でも声掛けされることが増えてきました。
いろいろ便利とは言われているマイナンバーカード。
保険証としても使えますが、マイナ保険証にしたら、お薬手帳は要らないでしょうか?
マイナ保険証の使い方
薬局でマイナ保険証を使う場合、受付にあるマイナンバーカードを読み取る機械に通す必要があります。

こんな機械です。
薬局によっては、横型のものもありますが、似たような機械が置いてあります。
この機械にマイナンバーカードを置いて、顔認証や暗証番号を入力することでマイナ保険証の読み取りができます。
初めてマイナンバーカードを使う場合は、読み取りと同時に、マイナ保険証としての登録もできるので、いちいち役所に行かなくても済むので便利です。
カードを置いて、顔認証・暗証番号入力を行うと、各種医療情報の同意するか聞いてきますが、できれば「同意する」を選んでもらえると、薬局は助かります。
お薬手帳は要らないか?
先ほど「同意する」を選んでくださいと言いましたが、この同意が無いと薬局ではお薬の情報をオンラインで取得することができません。
オンラインで取得できないということは、他の薬局や病院でもらった薬の情報が分からないということなので、一緒に飲んではいけない薬が出ていないか確認できないということになります。
その確認の補完をするのが「お薬手帳」です。
つまり
マイナ保険証で同意しないのであれば、お薬手帳を持ってきて欲しい
ということなのです。
ところが、マイナ保険証で取得できるオンラインのお薬情報は、大体1か月以前の薬なので、例えば、先週もらった薬などは分かりません。
そういった、最近もらった薬については、お薬手帳で確認するしかないわけです。
つまり
同意してくれたかもしれないけど、最近の薬は分からないので、お薬手帳は持ってきて欲しい。
となります。
まとめ
マイナ保険証であっても、最近の薬については分かるとは限らないので、お薬手帳は持ってきてくれると助かるっていうのが薬局スタッフの気持ちです。
また、シールの貼り忘れがあったとしても、マイナ保険証であれば、タイミングによってはオンラインで確認できるかもしれないので、「同意する」を選んでくれると薬局スタッフはうれしいです。
持病があって、災害時や停電の時に薬をもらうことを考えると、お薬手帳は持っていた方がいいかと思いますね。

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