マイナ保険証の利用は増えていますか?
10月からの医療DX推進体制整備加算は、マイナ保険証の利用率によって点数が変わります。
既定の利用率に届かなければ、算定自体ができなくなってしまいます。
あなたの薬局では、どうでしょうか?
マイナ保険証の利用率
10月からのマイナ保険証の利用率により、医療DX推進体制整備加算が1~3の3段階になります。
医療DX推進体制整備加算 | 点数 | マイナ保険証の利用率 |
---|---|---|
加算1 | 7点 | 15% |
加算2 | 6点 | 10% |
加算3 | 4点 | 5% |
この利用率の数字は、年内までなので、来年2025年からは、さらに厳しくなります。
具体的には

となります。
利用を促進するには
これから考えると、今後も医療DX推進体制整備加算を算定しようと考えている調剤薬局では、来局する患者さんにマイナ保険証を使ってもらわなければなりません。
現在では、まだ今までの保険証を持参する人が多いと思いますが、12月2日からの保険証廃止以降は、少しずつ増えてくるとは思いますが、それでも既存の保険証を持っている人もかなり存在するはずですので、何らかの対策が必要です。
某医療機関で、「マイナ保険証じゃないと受け付けない」とした事例がありましたが、このような間違った対応を取ると、信頼を失ってしまいます。
「どちらでもいいんだけど、できればマイナ保険証で」という形で進めていく必要があります。
チラシやポスターの掲示も必要でしょうけど、やはり効果的なのは地道な声掛けでしょう。
実際、声掛けを行うと、既存の保険証を持っている人でもマイナ保険証を利用してくれることがあります。
そうした積み重ねが必要になってくると思います。
まとめ
マイナ保険証の利用率で医療DX推進体制整備加算が取れるかどうかか変わってきます。
それは調剤報酬に関わってくることですので、できるだけ落とさないようにしたいものです。
そのためにも、今からでもマイナ保険証の利用を促すための方策を講じる必要があると思います。
報酬改定で売り上げが落ちてしまった薬局経営者へ
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