かかりつけ薬剤師の要件、地域活動って何?
前回、かかりつけ薬剤師の算定を取るための要件について伝えましたが、その中でも地域活動って多くの方が何をすればいいか困るところだと思うんですよ。
前回、その地域活動の方法についてもお伝えしましたが、今回もう一つについてお伝えしようと思います。
もう一度、かかりつけ薬剤師の要件を確認しよう
かかりつけ薬剤師の取得要件ってどんなものかを、もう一度確認してみますと
- 薬局勤務経験が3年以上あること
- 勤務先の薬局に週32時間以上勤務していること
- 勤務先の薬局に1年以上在籍していること
- 薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定薬剤師を取得していること
- 医療に関わる地域活動に参加していること
というものです。
時間をかけたり、お金をかければ何とかなるのですが、何をしたらいいか分かりづらいのが、最後の「地域活動」です。
地域活動には何があるか
では、地域活動には、どんなものがあるでしょうか。
多くの薬剤師会では、以下のような活動を提案しています。
- 学校薬剤師の業務
- 薬剤師会のもとで行われる休日夜間薬局
- 薬と健康の週間への参加
- 薬物乱用防止活動への参加
そうした中で、前回は
注射針の回収
を紹介したのですが、今回は上記の例示されたものを紹介します。
薬物乱用防止キャンペーン
10月~11月の期間で、千葉市薬剤師会では、薬物防止キャンペーンを行っています。
この期間に、薬物乱用防止のための活動を行うと、地域活動として認められます。
ちなみに、コロナ以前では、JRの駅前でパンフレットの配布などを行っていて、これらの活動に参加することで認められていましたが、コロナ対策として、直接配布が無くなって、調剤薬局の各店舗で個別に防止のための活動を行うようになっています。
千葉市の場合、今回は、マスクケースとパンフレットを手渡しして啓蒙活動を行っています。
実際に地域活動と認められるには、条件がありますが、比較的参加しやすい活動ではないかと思います。
まとめ
かかりつけ薬剤師の要件をクリアするのは、時間や手間がかかり大変ですが、それでもかかりつけ薬剤師の算定を取りたいt考えている薬局も多いと思います。
面倒そうな地域活動も、工夫次第ではクリアすることも難しくありませんので、一度、自分の調剤薬局のある地域の薬剤師会に確認してみてはいかがでしょうか。
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