個人薬局でも必要?調剤薬局の情報セキュリティ対策
近年、医療機関や調剤薬局を狙ったサイバー攻撃が急増しています。個人経営の小規模薬局だからといって、情報セキュリティ対策は必要ないと考えていませんか?
1.「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン6.0版」とは
厚生労働省が定めた「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」は、医療機関や調剤薬局における情報セキュリティ対策の指針となるものです。2023年5月に改訂された最新版である6.0版では、情報セキュリティ対策の重要性がさらに強調されています。
2.調剤薬局の情報セキュリティの現状
調剤薬局は、患者さんの氏名、住所、電話番号、病名、処方薬の情報など、多くの個人情報を取り扱っています。これらの情報が漏洩した場合、患者さんにとって重大な被害につながる可能性があります。
しかし、現状では多くの調剤薬局で十分な情報セキュリティ対策が講じられていないのが実情です。特に、個人経営の小規模薬局では、IT知識や人材、予算不足などの課題があり、対策が後回しにされてしまいがちです。
個人経営の調剤薬局では
うちみたいな小さいところを狙うわけないじゃん
と思いがちですが、ネットワークを介して攻撃してくるようなところは、相手の規模は関係なく、とにかくアクセスしては入れたところを踏み台にしていきます。
特別にあなたの薬局を狙っているわけではありません。
あなたの薬局を踏み台にして、より大きなところを狙っていったりするわけです。
3.調剤薬局に求められる情報セキュリティ
調剤薬局には、以下の情報セキュリティ対策が求められます。
- システムの安全対策
- ファイアウォールやアンチウイルスソフトの導入
- システムの脆弱性対策
- データの暗号化
- 人的対策
- 職員への情報セキュリティ教育
- パスワード管理の徹底
- 管理体制の整備
- 情報セキュリティ担当者の設置
- インシデント対応計画の策定
4.個人経営・小規模薬局が情報セキュリティ対策をするデメリット
情報セキュリティ対策は、しなければなりませんが、以下のようなデメリットがあります。
- コストがかかる
- システム導入費用
- 職員教育費用
- 運用管理費用
- 時間と手間がかかる
- システムの導入・運用
- 職員教育
- インシデント対応
こうしたデメリットを考慮して、どこまで対策するかを判断しなければなりません。
5.まとめ
情報セキュリティ対策は、薬局経営にとって重要な課題です。しかし、個人経営・小規模薬局にとって、デメリットを克服するのは容易ではありません。
そこで、薬局開設センター千葉では、調剤薬局の情報セキュリティ対策に関するコンサルティングサービスを提供しています。情報セキュリティ対策でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
3つの情報セキュリティ対策の悩み
- 情報セキュリティ対策と言っても何をどうすればいいか分からない
- ITに詳しいスタッフがいない、業務が忙しくて時間が取れない
- 対策を行うだけの予算が無い
これらの悩みは、薬局開設センター千葉に相談することで解決できます。
薬局開設センター千葉は、情報セキュリティ対策に関する専門知識を持ち、薬局の状況に合わせて最適な対策をアドバイスすることができます。
情報セキュリティ対策は、薬局経営を守るために重要な課題です。
ぜひ、相談して、適切な対策を講じましょう。

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