調剤報酬を増やす

2024年の調剤報酬改定での影響も落ち着いてきました。
今は選定療養対応であたふたしているかもしれませんが、そろそろ次の手を考えた方がいいかもしれません。

調剤報酬を増やす=売り上げを増やすには

調剤報酬を増やすと言っても、特別な方法があるわけではありません。

調剤薬局の収入である調剤報酬は、国によって決められているので、薬局が好きに値付けをできるわけではありません。

では、どうやって増やすかと言うと

  1. 来局してくれる患者数を増やす
  2. 処方箋1枚当たりの単価を上げる

というところが妥当なところです。

もちろん、「売り上げ」という点で見れば、それ以外にも「薬局内で販売する商品(OTCや医療機器など)を増やす・始める」という方法がありますし、売り上げって言っていいのかどうか分かりませんが、「不動在庫を売る」という方法も取れるでしょう。

ただ、やはり基本となるのは、上記の2件ではないでしょうか。

来局患者を増やす

来局してくれる人が増えれば、処方箋枚数も増えるので、収入となる調剤報酬も増えます。

では、どうやって来局患者を増やすかと言うと、これもいくつか方法が考えられます。

  • 薬局の認知度を上げる
    意外と、あなたの薬局を知らない人もいます。10年営業していても「ここにあったのね」と言われることもあるくらいです。
  • 口コミを広げる
    あなたの薬局のファンになってくれている人(よく来て話もする人)に「知り合いで困っている人がいたら教えてあげて」とさりげなく伝える。
    Googleの口コミとかはWebで検索する人以外はあまり見ないし、不満のあった人しか書かないのでマイナスなことしか載っていないことが多いです。
  • 近隣の病院に挨拶に行く
    総合病院ではなく、門前医院以外に個人病院が近くにあれば、挨拶に行くのもいいでしょう。
    ただ、「この薬局へ行ってね」ということは病院からは言えないので、自分の薬局の医薬品の品ぞろえやどんな対応ができるのかを伝えておくと、医師の方でも患者にさりげなく存在を教えてあげたりするケースがあります。
  • SNSなどを活用する
    薬局支援サービスなどでLINEなどのSNSを使ったサービスを提供している会社があります。そうした外部サービスを利用することもいいかもしれません。

最初の3つは大したコストをかけずに行うこともできますが、最後のヤツは外部サービスを利用するのでコストがかかります。
その代わり、SNSだけではなく、調剤報酬算定の支援もしてくれたりするので、トータルで見るとメリットがあるかもしれません。
ただ、それなりに運用の手間は発生することは気にしておいた方がいいでしょう。

処方箋1枚当たりの単価を上げる

処方箋1枚当たりの単価を上げるには、加算の追加や取りこぼしを防ぐのが一番です。

都合よく単価の高い処方箋を出してくれる病院が近くにできればいいのですが、そんなことは無いでしょうから、まずは自力で出来るところをしましょう。

スタッフ、特に処方箋入力をする受付・医療事務スタッフに「どういう場合に加算が取れるのか」ということをしっかり伝えて、レセコンの操作についても指導しましょう。
そうすることで、「あ。これは加算が取れるな」と気づくようになりますし、操作も分かれば加算を取るような形で処方箋入力をしてくれるようになります。
特に今年のように改定が入った場合には、ベテランスタッフに対しても十分な指導が必要になります。

ただ、こうした指導は薬局ごとに異なるので、上にあげたSNS+調剤報酬算定の支援を行う外部サービスでも十分な対応ができない可能性があります。
その場合、薬局長などが制度を理解して、スタッフに分かりやすく説明し、レセコンの操作についても指導しなければなりません。

結構面倒ですよね。

薬局開設センター千葉の加算算定支援サービス

そこで、薬局開設センター千葉でも加算算定支援サービスを行うことにしました。

SNSでの患者フォローなどは行いませんが、その薬局に合った加算取得の体制作りや実際の運営などを薬局経営に関わる行政書士が支援します。

単発での依頼が可能ですので、毎月費用が発生することもありません。
体制ができた後は、自薬局内で運用が可能になります。

どんなものか知りたいという方はこちらのページをご覧ください。

まとめ

調剤薬局の売り上げを増やすには、基本的に来局者を増やすか処方箋1枚当たりの単価を上げるしかありません。

SNSを使った加算取得の支援サービスも外部にはありますが、そこまでコストをかけるのはと躊躇する薬局もあるでしょう。
そうした時に、単発でも使える薬局開設センター千葉の加算算定支援サービスを検討してみてください。

そう言えば、収入を得るという意味では、もう1つ方法がありましたが、ちょっとした手間がかかるので特に挙げませんでした。
手間はかかりますが、うまくすると仕事が楽になります。
知りたいという方はどうぞお問い合わせください。

報酬改定で売り上げが落ちてしまった薬局経営者へ

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また、薬局の安定経営のために、もう少し加算が取れるといいと考えている薬局長・経営者。

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