調剤報酬改定作業がまだ続いている

10月から始まる選定療養。

マイナンバーの利用率による医療DX推進体制整備加算の変更。

大抵は年1回、4月で全部済んでいた調剤報酬改定に伴う作業が、半年経っても続いています。

もう面倒でたまらないですよね。

変更は、もう終わりか?

10月から選定療養とか始まりますが、それ以外にも気をつけておかないといけないことがあります。

それが、マイナンバー関係と加算要件における経過措置

どういうことかと言うと。

マイナ保険証の利用率

10月から、マイナ保険証の利用率により、医療DX推進体制整備加算の点数が変わります。

詳しくは、こちらの記事を見ていただきたいんですが、マイナ保険証の利用率に応じて、今まで4点だったのが、7点・6点・4点と変わります。
そして、5%未満の利用率の場合には加算が算定できなくなります。

やべー。マイナ保険証勧めなくちゃ。

と思っても、すでに10月分の利用率の計算期間は過ぎていますので、手遅れです。
どんなに頑張っても12月分からになります。

このように、計算方法によって期間は違いますが、9月も終わりになろうという今。
頑張っても、結果が出てくるのは12月のオンライン資格確認件数ベースということになります。

医療DX推進体制整備加算のみなし項目

医療DX推進体制整備加算の届を出した方は、分かると思いますが。

記入不要とかチェック不要とか、そんな項目ありましたよね。
具体的には

  • 電子処方箋を受け付ける体制を有していること(令和7年3月31日まで)
  • 電子カルテ情報共有サービスにより取得される診療情報等を活用する体制を有していること(令和7年9月30日まで)

という項目です。

そのほかに「サイバー攻撃に対する対策を含めセキュリティ全般について適切な対応を行う体制を有すること(チェックリストの令和6年分)」も必要になってきます。

まぁ、これらの項目は、来年の話にはなりますが、それでも対応しなければならないことには変わりありません。

もしかしたら…加算が取れなくなるかも?

こうした算定要件を満たせなくなれば、加算の算定はできなくなります。

そうなってから慌てては遅いので、日ごろから注意しておかないといけません。

マイナンバーカードの利用を勧めたり、持っている人には保険証ではなくマイナ保険証を使ってもらったり。

また、新たに加算の算定を目論むのであれば、対応できる体制づくりをする必要があります。

でも、なかなか業務と並行して行うのは難しいですよね。

加算支援のサービスを始めました

加算算定の要件を満たすために、何が必要で、何を用意すればいいのか。
薬局開設センター千葉では、そうしたことを、その薬局に合わせて提案する支援サービスを始めました。

詳しくは、こちらのページを見ていただきたいのですが、いきなりお金がかかるようなサービスではありません。
まずは問い合わせをいただいて薬局の現状を聞かせてもらってから見積りし、金額に納得したら支援開始というサービスです。

調剤薬局加算算定支援サービスのページ

ですから、もし、今後の経営のためにも調剤報酬を上げたいなとか、加算算定の要件を満たすのに困っているという場合には、ぜひご相談ください。

報酬改定で売り上げが落ちてしまった薬局経営者へ

要件が変わって加算の算定ができなくなったということは無いですか?

また、薬局の安定経営のために、もう少し加算が取れるといいと考えている薬局長・経営者。

そんな方のために、どうしたら加算が取れる体制が作れるかを考え、一緒に加算が取れて安定した経営ができる薬局を作っていきませんか。

一度、ご相談ください。